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おはこんばんにちは!今日もポジティブにズボライフ!ちゃんもちです。
あなたは、子どもの癇癪に悩んだ経験はありませんか?
日々のトレーニングを積み重ねることで、親子ともに心休まる日々へ近づいていくことが出来ます。
日常で簡単に使えるテクニックを記載しました。
真似をするだけで、今日から簡単にトレーニングを始めることが出来ます。
癇癪についてですが…わたしも、宿題などあらゆる場面で目の当たりにしてきました。
親であるわたしの方が狼狽えたり、時には怒鳴ってしまったり、宥めようとしてみたり。
子育てをしているという感覚はなく、ただただ手探りでなんとか前に進もうとしている感じでした。
そして教育支援相談、通級指導教室などで心理や発達の専門家に話を聞いて学んできました。
今日は、癇癪を起こす子どもへの対応について経験から得た知識をお話していきます。
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子どもの癇癪について
思い通りにならないことがあるときに暴れたり泣いたり、という反応が出ます。
酷いときには自傷行為(爪をかむ、髪の毛を引き抜くなど)を伴うことも。
宿題で癇癪を起こす子どもへの対応は、以下の記事もあわせてお読みください。
それから親子でできる感情コントロールの簡単なトレーニングに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
癇癪を起こすのはどうして?
理由は子どもによって様々ですが、共通して言えると感じるのは 自己表現の拙さ 。
言葉が達者になり、自分の思いを適切に表現が出来るようになると癇癪は少なくなっていくようです。
自分の思いを上手く伝えられないと、大人だってしんどい時があるよね…
癇癪をやめさせるにはどうすればいい?
結論として、すぐに癇癪をやめる!というのは限りなく不可能に近いです。
そもそも 癇癪をやめさせる というのは大人側の都合であり、子どもが同じ思いでいてくれるとは限りません。
親としては子ども自身も辛いだろうからやめさせてあげなくちゃという気持ちなのですが、子どもにこれを正確に伝えるのは難しいです。
とくに興奮しきっている状態の子どもに説教をするのは全くの徒労に終わりがち。
ですから対話を試みるのは、子どもも大人も落ち着いているときにしてください。
そして自傷行為など酷い暴れ方をしている時でも、問答無用で羽交い絞めにするのはNGです。
子ども側も興奮しきっていますので「痛いことをされた!」「嫌なことをされた!」「叩かれた!」などの気持ちになってしまうことが。
そうなってしまうと余計に暴れてしまったり、興奮状態を長引かせてしまうことになります。
気は急くのですが、それでも「今から抱きしめるからね」と努めて優しく声掛けをしてから静止するのがおすすめです。
抱きしめた後、暴れるのが継続した場合は親側も怪我をしてしまうことがあります。
しかしそれでも親は、優しい声掛けを続ける必要が。
子どもと一緒になって興奮したり、大きな声で叱りつけていては癇癪が余計に酷くなることが多いからです。
上記に関する詳しい方法を、以下にまとめます。
・子どもの目を見て「今から抱っこするよ~」などの声がけをする。
・子どもが怖がらないようにゆっくりとした動作で抱え込む。
・暴れるのが継続していても優しく声をかけ続け、背中をさするなどする。
・親側も余裕がなくなりますが、それでも努めて優しく。感情にのまれないように。
癇癪をおさめるための日常のアプローチ
日頃から出来る対策を考えていきましょう。ここでは親側のアクションが中心となります。
イライラしたりハラハラしたり、親の気持ちは忙しくなりがち。子どもと一緒に深く息を吸って、落ち着いていきましょう。
①まずは子どもの行動を分析してみましょう
あなたのお子さんの行動はどんなものが多いですか?
そしてあなたはそのどれに苛立ちを感じているでしょうか?
このような場合であれば、行動が遅いというのはどんな時に出ているかを観察します。
着替えるのが遅いということであれば、着替えのためにその前の行動を5分前倒しにしておく。
そして10分前、5分前という風に事前予告をしておく。
また、前日から親子で着替えの準備を済ませておく。
行動に対する準備や予測をしておくことで、親子の衝突を避けられる場合も。
②予告・準備をしていても良くない行動が出てしまった場合
スルー(流す)するか、過干渉にならない程度の上手なサポートをして見守ります。
この時のサポートも、一方的にやってあげるのではなく聞いてみるのをおすすめ。
いくつか選択肢を出し、子ども本人にどんなサポートをしてほしいか選んでもらうことが出来ると、よりスムーズにサポートをすることが出来ます。
子どもも受け身ばかりではなく、自分で何かを選んだと考えることが出来るので一つ自信に繋がるかもしれません。
ただし癇癪→暴れるなど危険がある場合は、悠長な事を言っていられない場合もあるので上記の限りではありません。
なるべく子ども自ら、好ましい行動にうつっていけるよう計らってあげるのが良いです。
そしていざ好ましい行動が出たら、それがどんなに普通のことでも優しく褒めてあげるのが良いでしょう。
この積み重ねで自信を育み、自己肯定感をあげていくのが狙いです。
③子どもをコントロールしようとしない
そんなことはしていないです!そんな声も聞こえてきそうです。
でもこのコントロールするということ、案外親側は悪気なくやってしまっている場面が多いかも…。
「遅刻するよ!早くしなさい!」これは勿論親心です。でも子ども側がそのようにとってくれているかはわかりません。
「お母さんはいつもいつもうるさいなあ!遅刻したって僕は困らないよ!」こんなことを考えているかも…?
もしこんな風に子どもが考えているのであれば、親側の心配する気持ちもコントロールという風に受け取られているということ。
我が子とは言え、自分以外の他者を自分の思う通りに変えることは出来ません。
だからコントロールしようとするのではなく、子どもの気持ちをまず想像してみるところから始めたいものです。
想像をして話をする、そして親の思うことを真摯に伝える。
このような親子の対話を、気持ちが落ち着いているときに是非ともやってみてください。
例えばですが、癇癪を起こす子どもには以下のように正直に話してみるのも良いのではないでしょうか。
- 大声で泣いているのを聞くと、自分も気持ちが焦ってしまう。
- 心に余裕がなくなって怒った声を出してしまった、ごめんね。
このように、思っていることを素直に表現してみるのが良いと思います。
子どもは親側の表情などを読み取って、真剣に話を聞いてくれるものです。
④危険がなければ手を離してみましょう
手を離す。でも心と目は我が子に注いだまま。
泣いていてもいい。癇癪を起こしてもいい。そのままでいい。
そのように考えることは難しいですが、ゆったりと構えていれば、親の余裕を子どもも感じ取ってくれるはず。
逆に過度に干渉したり、コントロールしようとすると子どもの心が離れていってしまう恐れがあります。
「〇〇をしてはダメ!」「〇〇しなさい!」などはなるべくグッと堪えて。
何か懸念点があるときは指示ではなく、対話することを心がけましょう。
子どもにも子どもの意志があり、考えがあるからです。
子どもの気持ちを感じ取り、認めてあげることが全ての始まりになります。
真剣に話を聞いてみると案外「なんだそんなことだったのか」と腑に落ちることもあるものです。
子どもの話が要領を得ないときは、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を一つ一つ丁寧に確認してみると良いかもしれません。
そして子どもにどうしても言いたいことがある、親として譲れないことがあるならそんな時は指示ではなく誘導を試みると◎
これには②でお話した、選択肢を与える方法がとくにおすすめです。
親が心を落ち着ける為に
親が心を乱してしまうと、子どもの心に簡単に伝染してしまいます。
簡単な事ではありませんが、努めて穏やかでいるよう心がけましょう。
自身の心に余裕を持つためには…
- 心理的サポートをしてくれる相談相手をもつこと
- 子どもにも意志があるのを心得ること
- 自分と違う視点を持った人の話を聞いてみること(本を読むのも◎)
- 自分なりのストレス発散方法を見つけておくこと
- 期待を押し付けてしまいそうになったら深呼吸をすること
- どうしてもやりきれない時は素直な気持ちを書き出してみること
- 一日一度は自分のことを声に出してほめてみること
- どうしてもダメなときは物理的に子どもと離れて深呼吸をすること
このような方法を用意しておくのをおすすめします。
親の心が穏やかになり安定してくると、子ども側のアクションも変わってくることが多いです。
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まとめ
今回は日常生活の中で簡単に始められる、テクニック・トレーニングについてご説明しました。
- 子どもの癇癪・興奮状態に大人が巻き込まれないこと。
- 癇癪に至るまでの行動を分析し、予告・準備をしておくこと。
- 努めて冷静に、かつ優しく振舞うこと。
- 子どもの話をよく聞いてみること。
- 過干渉とも言える指示や、過度な制限をしないこと。
- 子どもの意志を尊重し、選択肢をあたえること。
- 親も人間。ストレス発散の方法を出来るだけ多く準備しておくこと。
このようなこと日常生活の中で積み重ねていくことで、自信と自己肯定感を育んでいこうというお話でした。
今日明日から完璧に対応しよう!と思っても、勿論これは難しいことです。
親も大人とはいえ、完璧ではありません。
これだけのことをしようと思うと、必ず練習も必要になります。
でも親子で少しずつ進んでいけると良いですし、これだけのトレーニングを積み重ねればそれも決して遠い道のりではないと思います。
親も子も、笑顔溢れる楽しい毎日に近づければと願ってやみません。
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